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「それは志高ちゃんもおんなじや。志高ちゃんEは“湖底に眠る白龍(スリーピングアクアマリン)”、他者を受け入れない力。他人に触れる事も、触れ合う事も出来ひん。無敵やけど、悲しいEや」
「……無敵ですか」
“向かうところ敵無し”ではなく、“敵対できる者が居ない”……故に、無敵。
どこか、僕に似ている。
「そんな志高ちゃんに“触れる、Eの干渉を受けない”あんた。あんたは間違ぉなく、志高ちゃんの運命の人やろ?」
いたたっ!? 肩が外れる! 手に力入れ過ぎっ!
なんだってそんなに不機嫌そうなんですかっ!?
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