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理由、沙夜が人を殺さない理由。それは、僕にとってとても光栄で、嬉しいことではあるのだけれど。
僕しか殺したくない。
殺人衝動と恋愛感情、沙夜の中で一緒くたになってごっちゃになって。
「私は美食家(グルメ)だから。食べたくないものは殺したくないわ」
「大して、うまいこと言えてないよ」
じとりと、沙夜に睨みつけられたところで、僕らは自宅マンションの前まで辿り着いてしまった。
「では、待っているわ。ゆとり」
「うん。着替えたら、行くよ」
少し予定より遅くなってしまったけれど、一緒にプリンを食べなくては。
ひゃっほぅ。
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