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ぴたり、と刃が眼前で止まる。
「随分と、随分と待たせてくれるわね。ゆとり」
「お、おはよう」
「えぇ、おはよう。いい天気ね」
「そうだね。突き抜けるように晴れているね」
「今日も暑くなりそうね、ゆとり」
「そうだね。すでに汗かいちゃってるくらいだよ」
「あら、意外に汗っかきなのね? ゆとり」
「そうだね! そろそろっ! 刀をっ! 仕舞ってっ! くれないかな!?」
いつまで突き付けているつもりなのか。
もしかして、突き刺すつもりなのだろうか? 全く、沙夜は本当にお茶目だなぁ。
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