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ようやく、僕と彼女は再会した。 それにしても、前置きが想像していたよりもずっと長くなってしまった。 とは言え、再会して「はい、終わり」と言う訳にはいかない。 これからが本番と言えるのだけど。 でも。 “この時の僕”は完全に忘れていた事があった。 それは“約束”であり―― それは“誓約”であり―― それは“契約”であり―― そして“契り”だった。
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