第一章 始まり

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二人の朗らかな笑い声が辺りに響く。 こうして二人は共に親友として、いつまでも過ごしていく…はずだった。 だが、運命の糸は、確実に二人を絡めとった。 運命の糸は二人を誘う。一つの世界を巻き込んだ、壮大な運命へと。 大介の目の前に、暴走するトラックが飛び出してきた。 だが、大介は気づかない。 なぜなら、彰人に数学を教えるために、教科書に集中していた。 大介は集中すると、回りが見えなくなる。それが裏目にでてしまい、トラックに気づかなかった。
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