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どうやら音は
人通りの少ない店の裏口
のようだった。
そんな中、
爆発音のした場所へ
二人は急いで向かう…
裏口は出ると周りを
上部に有刺鉄線の付いた
フェンスが囲んでいて
フェンスの出口も、
錆び付いた南京錠と
太い鎖が雑にも頑丈に
巻き付けられていて、
普段は出入りができない
ようにしていたのだが。
何故かその鎖と南京錠が
近場の爆風によって、
易々と地面に落ちている。
それ程にまで
ガタが来ていたのだろうか??
それよりも何故、
近場で爆発が起きたのかを追求せねばならないと二人は思うのであったが……
体が外へ出ることに対して
過剰な拒否反応を起こしている。
倉田は店長が女性に
貪り食いついている姿を
見てからと言うもの
足の震えが抑えられずにいた。
一方、新田は平然と
してはいるものの……
その状態の裏には、
外で起きている出来事に
ビビりつつあった。
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