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No.00 from ??
真夏…
今日も30度を越えてる。
道には陽炎が出ていて一際暑い。
そんな町のなかを1人で歩いている少女がいた。
彼女の名前は
早乙女音羽〔さおとめおとは〕。
音羽は後ろからとある少年に声をかけられた。
「急にごめんなさい。このハンカチ、落としませんでしたか??」
薄いピンク色でワンポイント刺繍が入ったハンカチを見せてきた。
『……このハンカチ見覚えが…』
音羽はジーパンのポケットを確認してみた。
だけど家を出るときに入れたハンカチがなかった。
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