第一章 クラスの○○くん

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第一章 クラスの○○くん

No.01 from音羽 「席付け~ショート始めんぞ~」 今村先生は教室のドアを開けながらいった。 今村先生の声で、今まで散らばっていた生徒は全員席に付いた。 「学級委員、まだ来てないヤツいるか~??」 学級委員の私は周りを見渡して来てない人がいるか確認した。 『天野くんがいない…』 一番奥の窓側の席は本来天野翼が座っているはず。 〔天野翼は、暗くて、いつもビン底メガネをかけている。頭は毎日寝癖で爆発している…〕 「まだ天野くんが来てません。」 「またか~……」 今村先生は小さなため息をついた。 ガラガラ…… 教室の後ろ側のドアが開く音がした。
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