第一章 クラスの○○くん

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「……すみません……遅れました……」 「遅いぞ~早く席付け~」 今村先生は軽く注意しただけで怒りもしない。 "それでいいんかい!!"と突っ込みたかったけど、その衝動を押さえていつもどおり号令をかけた。 その号令に合わせて天野君以外は挨拶をする。 全員が座ったと同じくらいに今村先生はお知らせした。 「じゃ、今日もちゃんと勉強しろよ~。以上。」 今村先生はお知らせを言い終わると、いつもこうやって足早に教室を出ていく。 勿論、挨拶何てものはしない。 『やっぱりこのクラスの担任は緩すぎる……。』 ―――――― ――――――――― ――――――――――――
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