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「しかし、そのお話とどうゆう関係が・・・・・」
三和は疑問に思った。暴走事件に関しては問題があるかもしれないが、それと零式とは何の繋がりもないはずだ。
だが、課長の言葉はさらに、続いた。
「問題のロボットは雨宮重工製、零式と同じ例のOSを実装しているタイプだ。それに、連中は隠してはいるが、暴走時、コックピットは無人だったそうだ。と、ここまで話せば納得がいくかね?」
三和は、既に本庁へ行くのを諦めていた。このまま、機体を上申したとして、もし、暴走がおきるような事があれば、責任は自分だけでなく、警察組織全体にかかってしまう。
三和は、手を握り締めながら命令にしたがうしかなかった。
しかも、この話は、盗み聞きをしていた1人の隊員によって、第2小隊の全員に知られることになった。
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