HOS

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「何だ何だ、その態度はっ!!第1小隊の先輩がたが戻って来るまで、この町を悪党どもから守れるのは俺たちだけなんだぞっ!!」 「俺たちの人権は誰が守ってくれんだよ?」 「そんなものは無いっ!!」 アキラと平石の会話とは別に雪華は庵崎に声を掛けた。 「庵崎さん、ショックですね。」 「この一月で家に帰れたのが3回、これはもうれっきとした夫婦の危機ですよ。」 「結婚なんかするからだ、バカがっ。」 平石は、落ち込んでる庵崎に心配の声すら掛けず、逆に怒りを見せていた。 「埋立地に単身赴任ってわけだ。」 コーヒーを飲みながら呟くアキラに雪華が疑問を出した。 「でもさぁ、確かにここんとこ出動が多いよね。」 その時、全員の会話はそこで途切れた。建物内に警報が鳴り響いたのだ。サイレンがなりながら放送がかかる。 「第7管区より通報、台東区下谷に205発生。第2小隊直ちに出動せよ。」 「言ってるそばからこれだよ。」 アキラはコーヒーを投げると我先にと駆け出す。隊員たちも彼に続いて走り出した。
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