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「聴かれちゃったみたい・・・・。」
雪華はギクッとしながら言った。
「お前がつまんないとこ言うからだ。」
「だってホントの事だもん。何となく悪役っぽい感じしない?」
「主観の総意だな、正式化されれば「零式」って呼ばれるらしい。00シリーズの最終バージョン。というより「HOS」で動くことを前提に作られている初めての機体と言った方がいいかな。」
「HOSって?」
「お前、中身については何にも知らないんだな。ロボットを効率よく動かすシステムプログラム、知ってるな?」
「なんだ、OSの事か。」
「HOSってのは雨宮重工が開発したOSで従来の機体に乗せるだけでも30%は性能が向上する画期的なOS・「HOS」今じゃ大抵のロボットが乗り替えてるよ。」
「でもさ、どんなに性能が良くても結局は操縦者の―。」
アキラ・雪華「知恵と勇気!!」
何故か最後はハモる・・・・・・。本当に仲の良いことですね。
「三和隊長、迎えのボートが来ております。
C-15デッキにお越しください。」
「えっ、もう迎えが来たのかよ!?」
アキラは残念そうに呟いた。
「さっ、行くわよ。」
三和は先に歩き2人も後に続いた。
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