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『えっ、ちょ!待って!
どこ行くの?』
ドアを開けて彼女を追う。
『帰るよ。
一晩だけでも泊まってけ!って、航大くん言ってたから。』
『いや、だって帰る場所ないんだろ?』
何故かそんな言葉が出た。
彼女は驚いて目を見開いた。
ゆうべの記憶は一切残ってないけれど…口をついた。
自分でもビックリしている。
そんな俺を見て
『ほんとに覚えてないんだね。
良かった…。』
悲しそうに笑った。
そんな気がした。
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