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「ううっ…!」
香月の驚愕の表情。
そこから徐々に変わっていく香月の表情。
俺はゆっくりナイフを引き抜いた。
「え?」
香月の拍子抜けの声。
俺は笑う。
「な…なんで?生き…」
香月は気付いた。このナイフが玩具であることに。吹き出した血も。
「香月!」
俺は目一杯デカい声で名前を呼んだ。
「はいっ!!!」
吃驚した香月はつられてデカい声で返事をする。
『happy birthday』
香月は其れを聞くと力無く微笑んで…
目一杯泣いた。
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