『happy birthday』

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香月の部屋へ。 「どしたの?」 「プレゼントがあるんだ。香月」 俺は満面の笑みで両の手を上着のポケットに入れる。 取り出したのは--ナイフだった。 「な…なんなの??????」 俺は笑ったまま応える。 「香月。俺はお前が好きだ。だから…お前が一番欲しいものをあげる」 驚愕する香月。吐き出された言葉は明らかに焦燥に満ちていた。 「ばっ…馬鹿なこと言わないで!そんなことしたら貴方だってただではすまないわよっ」 俺は嗤う。
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