俺の本職?殺し屋。

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蟲は嫌いだ。 「どうした」 「別に。 で、的は」 「七瀬 晴彦。 住所は情報屋に聞け」 俺達一族の役割分担。 本家(殺し屋) 分家(情報屋・処理班・見分け屋) 処理班だけ「班」なのは、情報屋や見分け屋から一部の人間が組まれているから。 情報屋の子供なら情報屋として育てられ 見分け屋なら見分け屋として育てられる。 だが、処理班は、どっちで生まれようが役に立たなければ回される。 言わば、雑用だ。 見分け屋はそのまんま。 殺すべきか見分ける。 殺しても良い様な人間なのに、殺すなと指示すれば、その見分け屋が殺される。 見分け屋が一番厳しいかもな。 俺達は戸籍上存在などしていない。 学校など通わないで自分達で学習するんだ。 仕事をしながら。 そして、金をもらって、殺す。 見分け屋が殺すなといえば金は返すが。 「情報屋」そう書かれた部屋に一歩はいると目つきが悪いやつ等が俺を重視した。 「住所」 「名前」 「七瀬 晴彦」 「たちばな壮で暮らしてるろくでもないやつだ。 見分け屋からの許可書は、その中に入っている」 指を刺したのはきったねぇ箱。 この中に詳しい情報だとか全部書いてある。
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