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「あ、そうなんですか?
でも俺今からゲームで忙しいんで帰ってもらえますか?」
「ゲー、ム………柚子…俺より、ゲーム、好き…?」
寮長がうるうると目を潤ませる。
さっき会った時はベッドの上に座ってたからわからなかったけど、寮長、背高いな。
175はあるか?
「柚子…や、ぱ俺、気持ち悪い?嫌い、なった?」
うるうるどころかボロボロと涙をこぼしはじめた。
「え、あっちょっ!泣かないで下さい!マジで!え?え?」
これがチャラ男だったら即見捨てて放置だが、相手は犬だ。
しかもマイケルに似てる。
ポケットから刃物をだそうとしている寮長。
「んー、寮長、落ち着いて、とりあえず座って下さい。」
ベッドに誘導する。
「柚、子…俺、嫌いっ…グスッ」
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