理事長は姉上。寮長はヤンデレ犬。

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ドアの前に立ちチャイムを押した。 ピンポーンピンポーン 数秒後中からドタバタと音が聞こえバンッ!と勢いよくドアが開いた。 「はいはぁい。どちら様ですかぁ?」 勢いよくドアを開けたやつを見ると、金髪で裸だった。 「……変態か。」 「っ!!違うよぉ!翆にぃ風呂借りてたのぉ!」 「へーソレハソレハ。タイヘン失礼イタシマシタ。 で、あなたが寮長ですか?」 思いっきり棒読みだ。 「棒読みぃ!?違うよぉ?寮ちょーは翆だよぉ? あっ君もしかしてぇ噂の転入生くん~?」 噂?知らねーっつーの。 「ハイ。ソウデス。アノ噂ノ転入生デス。 つーわけでさっさと寮長だせやコノヤロー。 時間が勿体ねぇ。」 「じゃあ上がってよぉ~。」 「いや、意味が分からん。 何故上がる必要がある。俺はカードを貰いに来ただけだ。」 この金髪はなんなんだ。 「寮ちょーはねぇ?部屋から出ないのぉ。出したら危険だしぃ。だから早く来てよぉ。」 危険なやつが寮長とか大丈夫か?この学園…。 あぁ駄目だ。姉上が理事長な時点で終わってるわ。 俺は渋々部屋へ上がった。 「お邪魔します。」
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