953人が本棚に入れています
本棚に追加
「嫌いじゃないですから落ち着いて、ね?」
ベットの上に座らし、上から覆うようにギュッとし、頭を撫でて落ち着かせる。
「柚子グスッ……、俺嫌い、グスッ……ならない…?」
俺にギュッとしがみつくように抱きつき鼻を啜りながら聞く。
「あー、今のままグズグズ泣いてたら嫌いになります。」
「……………………柚、子……俺、死…「わー!なんでそうなる!俺は泣きやめって言ってんだ!」……?」
寮長は意味がわからないという顔でこちらを見る。鼻水と涙で汚い。
はぁ、この人はバカなのか?
最初のコメントを投稿しよう!