対決

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 少年は歩きだそうとして立ち止まった。  静かな森の中に学生のような少年はひとり佇んでいた  木が深く茂っている森の中の小道にいた。  その小道の入り口で少年はいぶかしげな表情を浮かべた。  少年は何か目に見えないものが横切ったのを感じた。  空気のゆらぎのようなものを  進もうとしていた空間に、  小石を拾って投げつけた!  石を投げつけられた先の空間に電撃がはしった!  凄まじい火花をあげると石は蒸発したように消えた。  少年の表情は険しくなる。 「始まっているのか…」  石を投げた少年はつぶやいた。  少年の姿は学生が着るようなブレザーにYシャツ姿だった。
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