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少年は思った。
音をたててしまったのは間違いだった。
だが相手の【武器】が何かを知る事ができた。
少年はそう思った。
少年はブレザーが汚れるのも構わず、森の地面に身を伏せた。
…
少年は思った。
相手は長い射程の電撃が武器か…。
長い射程をいかしている…
少年は手を握りしめた。
少年の【武器】はいま対決している相手とは同じではない。
近づかなければ傷を与えられない。
「いつだってそうなんだ」
少年はつぶやいた。
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