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少年は、伏せた状態のまま、ウツロな表情をみせた。
この戦いが悲惨なものになるのをさとった。
足跡の主は体重は子供のように軽いのを想像した。
一瞬で、もとの顔に戻ると
足跡を追って道を進みだした。
足跡は森の中の小さな道を蛇行して進んでいた。
時おり、立ち止まった後がみえた。
少年は立ち止まった後を見つけた時つぶやいた。
「…何度も周りを探った後がある…、迷いがある…、いや、怯えている。」
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