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いつも私が座る位置には既に朝食が用意されていた。
こんがり焼けて、香ばしい匂いのするトースト。
スクランブルエグッグとハムとソーセージ。
レタスとプチトマトの簡単なサラダ。
そして私の大好きな甘い甘いカフェオレ。
ブラック派のお父さんからしてみたら甘すぎるコーヒーは飲み物じゃないらしいけど、私の朝には欠かせない。
「いただきまーす。」
まずは大好きなカフェオレに手を伸ばす。
「んーっ。美味しい。お母さんのいれるカフェオレはやっぱり一番だな。」
「あら、そんなこと言ってもおこずかいはあげないからね。」
お母さんはそういいつつ意地悪そうに笑っている。
最近目尻のシワを気にしてるけど、笑うと目尻にシワがよって幸せそうな表情になるお母さんの笑いかたが好きだ。
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