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男装をしていても、女は女
「ちょっとルカ!!昨日私を置いてどこ行ったのよ!!」
不機嫌そうに眉間にシワを寄せながら、サキはそう言いはなった。
そういえば、昨日はミキのことで頭がいっぱいで、サキのこと忘れてたんだった!!
「ご、ごめん、昨日はいろいろと…。」
「なに?まさか、ほんとに逆ナンされたとか?」
「それなら良かったんだけどね。」
「え?!どーゆうこと?!説明しなさい!!」
机をバンと叩きつけ、顔を寄せてくるサキ。
言われなくても説明するのに~。
だれでもいいから、助けがほしいんだから…。
『ルカ!!』
ふと、ミキの笑顔が頭に浮かぶ。
私は罪悪感でいっぱいだった。
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