confine

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今日はバーサスの収録の為、クジテレビに来ていた。 のに… 『忙ないと!!』 偉い人に捕まってずっと話してたから遅刻寸前。 角を曲がった出会い頭でドンとぶつかった。 痛かったけど相手は尻餅をついていたから…。 「すいませんっ!大丈夫ですか?」 ふと顔を見ると、眼鏡をかけた俺と同じ顔が見上げていて驚いた。 だけど、その人が余りにも反応がなさすぎて… 「あの、お怪我はありませんか?」 ぼんやりしているらしいその人に言ってみると、その人はハッとした様子を見せて 「だ、大丈夫です」 返事をした。 なんか…初めて会ったとは思えないのは顔が似てるから?? 「ほんとすみませんでした」 急いでいたとはいえ、尻餅を着かせるほど突っ込んだことが申し訳なくて… その人の手を引いて起こして 「怪我とか何もないんですね?」 見たところ大丈夫そうだけど、一応確認しないと。 「はい、大丈夫です」 少し機械的な話し方で賢そうな人なんだなぁ、と漠然と考えた… あっ…、 「じゃあ、僕は急いでるので失礼します」 忘れてた。 遅刻するぅ!! 濃いイケメンに怒られる… 申し訳ないけど本当に急がないといけなくて、 俺はその場を後にした。 あ、しまった名前聞きはぐった。 でも、まぁいいか。 「おはよぉ!!」 「10分遅刻だよ」 「ごめんなさい…」 あの人とは…何故か また会えるような気がするから…。 .
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