第一章

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―ザワザワザワ 「おはよー」 「おはよー!」 「ねぇ昨日のドラマみた!?」 「みたみた!あの俳優さん超カッコよかったよね~」 太陽の日射しが照りつける夏の朝。 登校してきた者たちが友達と楽しそうに話している。 そんな中 俺は一人窓際の端の席で イヤホンをして携帯の画面をジッとみていた。 「ねぇ結衣(ユイ)、早川くんまたイヤホンしてるね」 「あー、毎日携帯にイヤホンつないでなんか見てるよね」 「何見てんのかなー?」 「絃(イト)、あんたガン見しすぎ。音楽聴きながら歌詞見てんじゃない?早川くん軽音部だし。」 「あーなるほど!なんかクールな男子だね~しかも顔が整ってるイケメン!うん、いいと思う。」 「なにが」 どうやら俺は音楽を聴きながら歌詞を見てるクールな男らしい。 方耳はイヤホンをしていなかったからそのような事が聞こえてきた。
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