『-KIZUNA-真実の絆』

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それはいつからだったろう。 静寂の中でも耳をすませなければ聞こえないほど微かな声で少年はそっと呟いた。 少年はベットに仰向けになり、天井に浮かんでいるシミの様な物をただいつもの調子で見つめている。 僕は何がきっかけで学校に行かなくなったのだろう。 友達に給食のおかずを取られたから? 上級生に生意気だと言われいじめられたから? 毎日おかしな夢を見続けたから? 先生に怒れたから? それとも、あの事故があったから?
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