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「はい、かしこまりました」
「柚子、まとめて払っちゃうから」
「あ、分かった。はい」
莉乃にお金を渡し、ショーケースに並んでいるケーキを見る。
あぁーおいしそぅー。
今度、自分でも作ってみようかなぁ・・・。
なんて思っていると、
「お待たせいたしました。800円になります」
莉乃が会計を済ませる。
「ありがとうございました。またのご来店、お待ちしております」
ガラーッ。
お店の外に出る。
ほんの数分、お店にいた間が魔法にかかっていたような感じがした。
「可愛い店員さんだったね」
莉乃にそう言うと、
「うん。ほわぁ～って感じ」
「確かに」
そんな会話をしながら、私の家に向かって歩く。
家の前に到着。
ガチャッ。
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