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-yuuna-
「くっそぉぉぉ、らぁぁぁ」
バキッッッ
ドゴッ
返り血があたしの肌につく。
あたしの白のパーカが赤く染まる
殴りかかってきた男たちは
自分たちの血や吐瀉物の中に倒れた。
もうすぐ明け方になる
そろそろ帰ろう
そう思ってあたしは帰ろうとした。
ガシッ
「っ… ぉ前誰なんだ…?」
さっきの男たちの1人に足を掴まれた。
まだ意識があった事にあたしは驚いた。
男はその言葉を言ってすぐ気を失った。
昨夜この街に引っ越して来た。
そしてかわらず
この街でも喧嘩をやめる事ができない。
喧嘩をやめてしまったら
あたしがどこにいるのか見失ってしまう。
弱いあたしを
もう見たくないから。
弱い感情なんて全てすててしまいたい。
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