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枕元のデジタル時計が1:34を表示している。
眠気はあるのだが、まだ電話を切る気になれず、莉沙は目を閉じながらも、相手の話を聞いていた。
『それでさぁ、達也ったら部活があるから来れないとか言うわけ』
「マジで?」
『マジマジ。で、アッタマくるから昨日……ジ……ジジ……』
話の途中から急にノイズが混じって聞き取れなくなった。
ぱちりと、莉沙のくっきりとした二重の瞳が開く。
すぐにそのノイズは消えたが、かと言って相手の声も聞こえない。
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