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「あっ! 放課後にヒントあげて探させたら面白そうじゃない?」
いいことを思い付いた、と言うように莉沙の声は急に明るくなったが、それを聞いて、流石に電話の向こうでは戸惑いが芽生えたようである。
『マジで? それはちょっとかわいそうじゃない?』
向こうも親が既に寝ているのか、それとも後ろ暗い罪悪感が芽生えた為か、声のトーンを少し落とした。
『それに私達がやったってバレるんじゃ……』
だが、莉沙は「大丈夫! 良い方法考えておくから!」と、相手の不安そうな言葉を打ち切って楽しそうな声で言った。
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