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「ただいま。」
宏樹が帰ってきたのは、結局私が料理を終えてから40分もたってからだった。
「ごめんね。」
「別に気にしないから。ご飯あっためるね。」
いつものセリフ。
「舞衣があんまり気にしない性格でホントよかったよ。てかさぁ、次の土曜だけど、港の花火行けなくなった。職場の先輩と飲む約束しちゃったんだ。」
ホントはそういうの嫌なことくらいわかってほしい。
宏樹のこういうとこが、ちょっとだけ不満…
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