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名前は…、
私が自分で思い出さないといけないらしい。
だから、勝手に呼びやすいように白李(はくり)と名付けた。
理由は、妖精の姿のときの白李が白くて綺麗だったから。
まぁ、最初に浮かんだ言葉だっただけなのだけど。
私の名前は…、
それも思い出さないといけないらしい。
だから、小さい頃呼ばれていたらしい愛姫(あいき)という名を白李が教えてくれた。
私がしなくてはいけないことは、まず記憶をとりもどすこと。
しかも、それが難しい。
なぜなら、私の記憶は珍しい宝石の形をしているらしいのだ。
だから、欲しがる人や魔族がたくさんいる。
人には見つかりにくい物なのだが、魔族はすぐにみつけてしまう。
魔力が記憶にも宿っているからだ。
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