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INOSIDE.
「慧っ」
ふわりとした風が
彼の声を届けたよう
同じ空間にいない
彼の声が一度だけ。
自分一人だけの空間で
彼の声が耳に入った。
きっと彼の声は
聞こえないはず。
小さな小さな声
届け届けと叫んで
いるようにも聞こえた。
彼のことが気に
ならない訳がない。
もう、だめかも。
少しだけ
逢いにいこう、かな
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