.UN-AVANT TEINTS.
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AROKSIDE. 「慧っ」 ほんの独り言。 同じ空間にいない 彼の名前を一回だけ。 自分一人だけの空間で 彼の名前で独り言。 彼に聞こえない 小さな小さな声で。 聞こえないように。 こうすると少しだけ 苦しみが和らぐ。 まだ、大丈夫。 俺一人で大丈夫。 そうまだ思える 秘密の独り言。
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