サティはまっくら

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サティはまっくらサティはまっくらサティはまっくらサティはまっくら つきの夜、 サティは 泳ぎました。 まっくらな海を月のひかりは サティを照らしてくれました。 サティは ピカピカひかる月明かりを 美しく思いました。 サティは、まっくら! サティはまっくら サティはまっくら サティはまっくら! ピカピカ光る月明かりを ただ 追い求めました! ピカピカひかる! サティは泳ぎました。 たくさんのさかなを追いこしては光を求めました。 サティはとても月あかりが一番まぶしく目に届く場所で 空を見上げて、 そして ほんの少しだけ、寂しい気持ちになりました。 いろんな魚がサティを通り過ぎ、 いろんなものがサティを想いました。 向こうからサメがやってきて、サティを一飲み、 食べました。ごっくん! いろんなものがサティを想いました。 サティはまだ月明かりを見たまま… サティは眠りました。 おなかの中はとても暖かく、とてもいごこちがよかったのです。 まあるくなったサティは真っ暗な中、しあわせそうに寝息をたてました。 サティはまっくら サティはまっくら サティはまっくら  サティはまっくら サティはまっくら サティはまっくら    
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