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ここは幻想郷
現世から遥かに
離れた世界
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なのだが、あいにくの大雨
空は雨雲に覆われ、
耳障りな水音が聞こえ、
雨が地面に落ちる度に
雫は大きく散っていく
「というか、
滝じゃないこの雨」
楽園の素敵な巫女こと
博麗霊夢は最近の
平和すぎる幻想郷に
苛立ちを感じていた。
妖怪退治ができない
体を動かせない
お賽銭箱も空
「はぁ・・・」
「よぅ、霊夢!」
霊夢が声が聞こえた方に目をやると
「あら、魔理沙。」
そこにいたのは、
普通の魔法使いこと、
霧雨魔理沙がいた、
(二つ名と比べて
全ッ然普通じゃna・・)
「恋符マスタースパーク!!」
ドオオォォン・・・
「ちゃんと進めろ!」
(ごめんなさい)
コホンッ・・・え~と・・・
「何しに来たの?」
「いや~
暇だったから来たんだぜ」
「ふーん、まぁ、
中に入ったら?」
「おっ、さんきゅー」
霊夢は魔理沙を
神社に招き入れた。
魔理沙にお茶を出し、
2人で縁側に座り雨を見る
「最近、暇だなぁ」
「本当よ、
お陰で参拝客は来ないし、
お賽銭箱も空っぽだし、
何より退屈すぎるわ、
あーあ・・・
何か異変起きて欲しいなー」
「物騒な事言うなよ、
でも・・・確かになぁ、
何か起きねぇかなー」
などと話している内に雨脚が弱くなり、
雨雲が薄くなっていった
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