第一話 虹の異変

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ここは幻想郷 現世から遥かに 離れた世界 ・ ・ ・ なのだが、あいにくの大雨 空は雨雲に覆われ、 耳障りな水音が聞こえ、 雨が地面に落ちる度に 雫は大きく散っていく 「というか、 滝じゃないこの雨」 楽園の素敵な巫女こと 博麗霊夢は最近の 平和すぎる幻想郷に 苛立ちを感じていた。 妖怪退治ができない 体を動かせない お賽銭箱も空 「はぁ・・・」 「よぅ、霊夢!」 霊夢が声が聞こえた方に目をやると 「あら、魔理沙。」 そこにいたのは、 普通の魔法使いこと、 霧雨魔理沙がいた、 (二つ名と比べて 全ッ然普通じゃna・・) 「恋符マスタースパーク!!」 ドオオォォン・・・ 「ちゃんと進めろ!」 (ごめんなさい) コホンッ・・・え~と・・・ 「何しに来たの?」 「いや~ 暇だったから来たんだぜ」 「ふーん、まぁ、 中に入ったら?」 「おっ、さんきゅー」 霊夢は魔理沙を 神社に招き入れた。 魔理沙にお茶を出し、 2人で縁側に座り雨を見る 「最近、暇だなぁ」 「本当よ、 お陰で参拝客は来ないし、 お賽銭箱も空っぽだし、 何より退屈すぎるわ、 あーあ・・・ 何か異変起きて欲しいなー」 「物騒な事言うなよ、 でも・・・確かになぁ、 何か起きねぇかなー」 などと話している内に雨脚が弱くなり、 雨雲が薄くなっていった
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