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「だめぇー」
やっと声が口から零れ、目を見開いた瞬間、それが夢だと知った。
「…姉さん 怖い夢見たの?」
隣の布団で寝ていたハルミちゃんが心配そうな表情を浮かべる。
姉さんと呼んでくれるけど、血縁関係はない。
けれど、私にとって大切な存在だ。
「私にそっくりな少女が暗い森に行こうとしてる夢だった…」
ハルミちゃんは少し哀しげな瞳をしたが、「姉さん、一緒に寝ようか?」と枕を手に布団に入ってきた。
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