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「子供じゃないのに」 そう言いながらも、私は時々見る、不思議で悲しい夢の余韻が薄れていくのにホッとする。 その夢の正体はわかっている。 けれど、それを口にするとハルミちゃんの美しく凜とした顔が悲しく歪むから、私は口を噤む。
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