再会~仲直りの方法~

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頬杖を突いてため息を吐いている私の後ろから聞こえてきたのは、不機嫌そうな男子の声。 いつからそこにいたのか、男子は私を膨れっ面で見てくる。 ちょっと癖のあるショートに冷たさを感じさせる瞳…間違いない。 「ユゥ、いつの間にそこにいたの?」 「人混みが鬱陶しいから出て来た。」 「昔から変わらないね。」 「俺はどうせ子供だ。」 腕組みしながらふてくされたかのようにユゥは呟いた。
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