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「ユゥ、なんで許してくれないんだろ…」
「お前がふざけた謝り方するからだろ!」
廊下をトボトボと歩いていると、紗英ちゃんがどこからかハリセンを取り出して私の頭を叩いた。
スパコーンという気持ちの良い音が廊下全体に響き渡る。
「いったぁ~い…何するの?」
「“何するの”じゃねぇよ!ちゃんと真面目に謝れないのかお前は…」
「明るさで謝ったら大丈夫かなって…」
「アイツは静かなのが好きなんだ。そんな謝り方しても許してくれるワケがない。」
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