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別に私と春の部屋でも良かったのだけど、春に男性恐怖症の気がある事と、春に聞かせたくない内容だった為、いつも溜まり場にしている庭園に呼び出した。
ここに人は私達以外は絶対に来ない。それは確証を持って言える事だ。
「あなた達を呼び出した理由はメールに書いてあった通り、『春を精神的にも肉体的にも傷付けた相手への復讐を立てたいから』何だけど…どうしたの、2人で顔を見合わせたりなんかして」
枯葉は少し警戒した様子で花を見ていて、花は枯葉を警戒しているのである。
「「お姉ちゃん(明子)この二人(こいつ)誰?」」
目線だけはしっかりと相手から外さずに息を揃えて言う二人。まあ、ある意味似たもの同士かも。
「あら、二人は初対面だったっけ?このこは私の妹の花京院花で、こっちは呉羽の兄である不知火枯葉よ」
いつの日か紹介した気がしたのだが、あれは呉羽だったような気がした。
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