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ー明子視点
「はぁ・・・」
溜息なんて、つきたくもないものを着いてしまうのはきっと目の前に居る不知火呉羽と言う変態と、もう20分もたっているのに帰って来る気配の無い春のせいだ。
「溜息をつく姿さえも絵になるなんて明子ちゃんは可愛いね!マジ天使!愛してる!」
そう言いながらくっ付いてきたのは先程話した不知火兄弟の弟である呉羽だ。
兄の方である枯葉は黙々とお弁当を突いている・・・と見せかけて春が心配なのだろう、瞳は扉をチラチラと見ている。
この兄弟は似ているのは容姿だけだ。
二人とも、少し跳ね気味で濃いめの茶髪に黒い瞳で、敷いて言える違いは右はねか、左はねか程度の事。流石双子と言うべきか。
性格の方はクールと変態。簡潔に言えばそんな感じ。
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