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少女が襲われる少し前。
紫色の霧が立ち込める不思議な場所……魔界。
その中央に、ベルサイユ宮殿の黒版…のような城が建っている。
「暇だな…」
城の奥の一際広い部屋の豪華な椅子に、黒に赤のメッシュ。漆黒の瞳をした少女?が、欠伸をしながら座っている。
少女?「バアル。」
少女?が誰かを呼んだ瞬間、椅子の前に黒い羽を生やした悪魔が膝まずいた状態で現れた。
捕捉:バアルとは…地獄の東方に強い影響力をもつ悪魔。ルシフェルの側近中の側近。ソロモン72将の1人で、序列は1番。詳しくはググってね☆
バ「はっ。如何しましたか?ルシフェル様。」
少女はどうやらルシフェルというらしい…
ル「暇。」
バ「は?」
ル「いや、だから…ひ・ま!」
…何か重要な用で呼ばれたと思っていたのか、バアルは唖然としている。
バ「…あ~~では、ユーネスト王国の死の森に行ってみては如何でしょう?」
バアルは暫く放心した後、ルシフェルに返答を返した。
ル「ユーネスト王国?この時期は次期女王が籠るころじゃないのか?」
死の森に興味を持ったのか、僅かに前のめりになりながらバアルに聞く。
バ「はい。どうやら神がタイガーウルフ等のSSを送り込んだらしいのです。」
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