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ガァン!と右腕のベレッタで鉄格子のように聳える正門の閂を撃ち抜き、正門を蹴り飛ばして中へと侵入する.。両腕はダラリと下げたまま、中に侵入し、こちら側からは見晴らしが悪い庭園の繁々と生え揃った植垣を警戒しながら、不意にガサリと聞こえた不審な音に両手のベレッタを左右の植垣に向け、すかさず発砲。
ダダァン!!
「がっ?!」
「ぐえっ!?」
「ハッハー!姿隠すんなら物音に匂いも消しなぁ!!そんなんじゃ撃って下さいって言ってる様なもんだぜっ!?」
隠れていたマフィアを撃ったのを皮切りにわらわらと植垣から何人もの黒いタキシードを着こんだ男共がハンドガンやアサルトライフル、サブマシンガンを手に俺を狙う。男達は俺の姿を確認した瞬間にトリガーを引き、銃弾の雨を降らせる。
ドガガガガッ!!!!ババババッ!!!!ドンドンドンドンッ!!!!
五月蠅いくらいに鳴り響く銃声の大喝采と銃弾の嵐が織り成すメロディーに耳が幸せになりつつ、足は止めず走りながら瞬時に左右のベレッタを別々の敵に向けトリガーし続ける。
ーーーダァン!!ダダダダダダァン!!!!
「うぐっ・・・・!」
「がっ!?」
ビシビシと俺の放った銃弾は相手の肉を穿ち、血を噴出させながら骨や内臓までをも砕いて行く。あっと言う間に血だるまになった敵には目もくれずに残る敵へと最早反応の域へと至りかけている動作で敵に照準を向け、撃つ。撃つ。撃つ!!
「ハハハハッ!!!楽しすぎて狂っちまいそうだ!!!」
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