汚物は消毒だ

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ーーーガキン!!! 弾が尽きて左右のベレッタはスライドが後退したまま薬室が見える状態で固まった。その瞬間、真上へと両手の銃を放り投げ、カーゴパンツのケツポケットに仕込んでおいたベレッタのマガジンを引っ張り出し、手のひらに乗せた状態で上空に漂うベレッタの銃身にマガジンを投げて、寸分違わずマガジンラックに投げ入れる。丁度良い具合に落ちてきた二丁のベレッタのグリップを両手で掴み、トリガーを引き、スライドを作動させてガキンとスライドが噛みあい薬室に弾丸が送られ、リロード完了。 「なんだあの野郎?!」 「あんな曲芸染みた真似をやりやがって成功だと!?化け物かよ・・・!!!」 リロードが完了したベレッタを再び、いつの間にか走り抜けているうちに見えた庭園の広場にある銅像やら、オブジェ、噴水に隠れながら射撃をするマフィア共に向けて高速で人差し指を動かし続けて兎に角撃ちまくる。 「死ねやぁぁぁっ!!!」 「テメェがな」 横から至近距離でサブマシンガンを向けてきたマフィアの男に冷静に左脇から右手のベレッタを向け、トリガー。ダァン、ダァン!と2発の銃声が響き男の胸部を凶弾が抉り、男の命を抉り取る。 「差し入れご苦労」 うつ伏せに倒れた男が落したサブマシンガンがカラカラと石のタイルを滑って俺の足元に落ちる。それを俺は真上に蹴り上げ、ベレッタを両手共ホルスターに戻し、サブマシンガンのグリップを右手で掴み、石膏像に隠れているマフィアに片手のままフルオート掃射。 MP-5A3か。装弾数30発のサブマシンガンで命中精度も良い銃だ。悪くない。 俺の放つMP-5A3の9㎜パラべラム弾の嵐が石膏像を見る見るうちに無残に砕いていく。その裏に隠れるマフィアにも弾丸が貫通し、敵を穴あけのレンコンに変えていく。
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