汚物は消毒だ

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「・・・・チッ、馬鹿共が動かなければ死ななかった物を・・・」 右手のベレッタを3発ぶっ放し死闘を繰り広げた俺達に銃を向けて水を差した若いマフィアの二人を胸を射抜いて射殺し、馬鹿息子の手に握られたトカレフを撃って後方へと弾き飛ばす。 「ひぃ・・・・ぁ・・・・あ”あ”ぁああああぁぁぁっ!!!!」 反撃の機会すら俺に易々と防がれた馬鹿息子は発狂した様に絶叫しながら、ユラユラと立ち上がり拳を振り上げ半狂乱のまま殴り掛かってきた。 「地獄で懺悔しな」 ーーーダァン!!!! もう何度相手に向けたか覚えていないベレッタの銃口を馬鹿息子の眉間に向けトリガーを引き、俺は奴の命に終わりをもたらした。乾いた銃声がやけに耳に残り、相手の絶望を浮かべた表情を冷たく見据え、右手の銃をゆっくり下げる。 「運が良かったな。俺の目的は果たした。あんたは何処にでも好きな場所に消えろ。俺は最後の仕事があるんでな」 「なっ!?なぜ武器を下げる?!」 左手のベレッタもゆっくりと下げ、死力を尽くして戦ったサムライ野郎から離れて唯一生き残った若いマフィアの前に立ち、言い放つ。 「そこのサムライ野郎連れてトットと失せろ。他の奴は誤魔化せても俺の目は誤魔化せねぇ。あんた奴の女だろ?」 「なんで・・・?分かって・・・・・?」 驚愕に目を見開く若いマフィア否、男装した麗人にそう告げ切れた両手のベレッタの弾丸をリロードした。 「俺達みたいな戦士に残せるモノなんか圧倒的に少ねぇ。テメェ、俺と殺る前から生きる気でいやがった。それが・・・テメェの腕を鈍らせた。俺達戦士にあるのは全身全霊をかけて敵を殺しにかかって生き残るかそれとも殺されるかだ。それをテメェは生きる事しか考えなかった。死を意識しない奴は簡単に死神に命狩られるんだよ・・・・」
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