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「Aから始まるアンドロイドは数が少ない上に、そのほとんどが戦闘特化型
彼のシリアルナンバーにも入ってたWってのはweaponのWね」
「じゃあWって入ってんのは皆戦闘特化型ってやつなの?」
「そうなるな」
梅園に手当てされながら話を聞く紗香に、アンドロイドは少し首を傾げる。
「?何?」
「お前はそんなことも知らないのか?
“学校”の授業で教わると聞いたが」
「あ、私学校行ってないから」
事も無げに言って退けた紗香を、きょとんとして見つめるアンドロイド。
その不思議な光景に、梅園は思わず吹き出してしまった。
「梅園さん?」
「いやぁごめんごめん
アンドロイドでもそんな表情するんだなーって思って」
笑いながらそう言った梅園だが、次の瞬間には真面目な表情に変わる。
「で、君はどこから来たの?」
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