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放課後、私と麻里は国数科務室の前にいた。
「麻里ほんとに入るの?」
「うん!だって扉の向こうにはあたしの好きな人がいるんだから・・・」
ん?ちょっと待った。
「あたしの好きな人」ってもしかして・・・、
吉原先生?!
ヤバいヤバい。
ほんとにヤバい。
私だって吉原先生のこと好きなのに・・・。
「由羽行かないの?」
「え?あ、行くよ」
気づいたら、頷いていた。
「じゃあ行こ♪」
そして私たちは中に入った。
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