緊急事態かと思いまして

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電灯の切れた真っ暗な公園の真ん中で 数人の男に囲まれた 「いや、まぁ…」 「女子高生か~ あのさ、ちょっとだけ 聞きたいことがあるんだよねぇ~」 「そうそう、この辺で いいお店知らない?」 「コーヒー飲みたいんだよなぁ」 「それならそこの角を曲がった コーヒーショップに…」 「え~よく分かんねぇや、案内してよ」 ニヤニヤと笑う男達 「えっと、まず」 はっと気づいた 最近ここらでナンパ野郎が 出没するといってたこと… 今ここでこいつらに 背を向けたら 何されるか分からない 「あっ…おい!待て!!!」 とりあえず逃げるしかない 走って公園を抜ける、だけど 「待ってよ、何で逃げんの?」 バックをつかまれてしまった ずるずると公園に 引き戻される そして、二人の男に腕をつかまれた やばい…
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